既存の墓石の花立交換・メンテナンス工事
墓石修繕・メンテナンス工事
お電話から打ち合わせ開始。まずは墓地の場所と既存のお墓の確認をしながらご相談の内容をお聞きしていきます。まず1番気にされていたのがお墓の「花立」にヒビが入っていたので花立の交換。そして法名を刻むための板石、墓誌板の設置。その他このタイミングという事でお墓のクリーニングや白文字入れ直し。それぞれご依頼いただきました。それぞれのポイントをご紹介します。
1花立の交換について
花立の交換をする際にポイントとなるのは「石種」つまりもともと白っぽい石なのにあらためて置く石が黒石ではバランスが合いませんので使用している石の産地をみて似た石・もしくは同じ石を使用します。石種にもよりますが50年以上前の石だともう採掘されておらず同じ石がない場合も多くありますのでその場合は中国産の石で同じ様な石を探します。後は石のサイズ。お墓が大きなものに対して小さな石ではだめですしその逆も同様で見た目のよくなるように選んでいきます。
2墓誌板の設置について
墓誌板の設置に気を付けることは墓地の広さ。狭い墓地であれば通常サイズの墓誌板が設置できませんので石のサイズを変える必要が出てきます。お問い合わせで「うちのお墓広くないから設置できるか見てほしいんだけど」と聞かれますが参考でお伝えしますと9センチの幅があれば墓誌をつけることは可能です。石種についてもしっかりと見ていきます。やはり墓石本体と全く違う石ではおかしいのでなるべく似た石を使っていきます。
3墓石クリーニングについて
はじめはどうしようか悩んでおられましたがこの機会にということで墓石クリーニングもすることになりました。お墓の汚れは大きく分けると水垢と苔の汚れが多いです。それぞれに合わせた掃除の仕方がありますのでしっかりと現状をつかんで作業をすすめていきます。
4文字の白色入れ直しについて
お墓の白色はずっともつわけではなく次第に剥がれてきてしまいます。剥がれてきたらただ入れなおすだけでなく取れかかってきている白色をとり専用の塗料で入れなおしていきます。
5作業完了
作業の全てを終えて工事の完了です。お施主様から「近所の人にお墓を新品に変えたの?聞かれたよ~。本当にやってよかった」と有難いお言葉を頂くことができました。今後もお墓を大切にしていただければと思います。