【お骨が一杯】お墓に納められなくなった場合どうするのか?
納骨場所を広くする事が出来ます
お電話からの問い合わせで打ち合わせ開始。お話を聞かせていただいたところ新たにお骨を納めたいけれどもうお墓の中がお骨で一杯でいれれないという事。そこでまずは待ち合わせをさせていただき墓地で現場確認。見てみると確かにお骨が満タンに入っていますのでお墓を解体してそこに深く納骨場所を作る事になりました。合わせて墓石のクリーニングもしていきます。
1お墓の納骨場所を作る
「今あるお墓がお骨がいっぱいでこれ以上納める事が出来ない」時折お客様からご相談受ける内容です。当時のお墓は少し小さ目の壺が納骨スペースとして使われる事が多く、その壺がいっぱいになると今回のように「お骨がこれ以上入らない」という現象になります。ここでよく勘違いされるのが壺そのものの大きさが原因というよりは「お骨は土にはそんなすぐに還らない」という事。1つ例で挙げますと別のお施主様から「ここの辺りに何個かお骨が埋まってるけど見て欲しい」とい言われ、墓石がまだ建っていない更地の墓所を掘り返したことがありましたが「骨壺なりに埋まっていたお骨はまったくそのままの状態」であったことです。その他、壺ではなく土に埋められていたお骨もほとんどがそのままの状態で出てきました。現実はそんなすぐにお骨は土と同化はしません。そこでお骨がいっぱいになった場合はどうするかというと「必要な分だけ土を掘り下げて十分なお骨を納める場所を確保する」ということです。今回も1度お墓を解体して十分の深さの納骨スペースを作りました。
2墓石クリーニング
お墓の汚れは大きく2つに分かれて「水垢」と「苔」になります。比較的新しいお墓は水垢による汚れが多く、年数の建っているお墓は苔による汚れが多いです。理由はお墓の「仕上げ方」の違い。最近のお墓は石がしっかりと磨いてあって表面がピカピカになっていますのでその場合は水垢がつきます。当時のお墓は石の表面がゴツゴツしているため水垢とうよりは苔が付きやすい傾向になります。目安としては昭和後半~は水垢が多くそれ以前は苔が多いです。それぞれに合わせたやり方で汚れを落としていきます。
3工事完了
解体→納骨場所を作る→墓石クリーニング→再設置。一連の工事の完了です。お施主様としっかりと打ち合わせを行い、完成したお墓を見て「すごいいい風にやってくれたじゃん」と喜んでいただく事ができました。改善したお骨の納骨場所もしっかりと確認していただきそちらも満足していただくことが出来ました。今後ともよろしくお願い致します。
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