安城市の寺院墓地の墓石建て直し工事
お電話でのお問い合わせから打ち合わせ開始。
まずは墓地の場所と墓所の広さをお聞きしていたところお墓のある寺院が近かったため現地までいきその場で確認。
着いた場所の真横の墓地は以前お墓の撤去をさせていただいたところで不思議な縁を感じます。
今回ご依頼していただいたのは
「墓石の傾き直し」
「墓石クリーニング」
「文字彫り追加彫り」
「新規外柵の設置」
以上の4つ。
1.墓石の傾き直し
当時のお墓だと長い年月をかけてじわじわと地盤がさがり傾いてしまうのを墓地で多数見かけます。
すぐにすぐ倒れるわけではありませんが何かあってからだと遅いので早めの対策が好ましいです。
直し方は「とりあえず」と「しっかり」大きくわけて2種類あります。
とりあえずであれば1日で解体・再設置を行いますので墓石の土台部分に基礎などはありません。
しっかり直す場合は基礎はもちろん石の繋ぎ目にステンレスの金具や墓石の中央部にステンレスの芯棒を通します。
2.墓石クリーニング
墓石にこびりついたお墓の汚れ取り。
「水垢」「苔」など汚れは様々ですが汚れに応じてしっかりと取っていきます。石専門の筒木石材が行う墓石クリーニング。満足していただけるかと思います。
3.文字彫り追加彫り
亡くなられた方の「法名」「戒名」の彫刻。ずっと刻まずにきてしまったというお話はよく聞きます。
これは1名いくらという計算ですが全てが一律ではなく刻む場所や石種で値段が変わります。
1つ目は墓誌と呼ばれる板石がある場合。
2つ目はお墓の1番上の石の場合。
※その場合その石が大きければ大きいほど値段が高くなりあまりにも大きい石は出張彫りといって字彫りの職人が現地にて刻みますが基本は取り外して再設置します。石種に関しては黒石は通常よりは価格が上がります。それは黒石は他の石と比べ「固い」ため彫りに手間がかかるからです。
4.新規外柵の設置
お墓の建て直しが墓石本体だけでなく「外枠を含めて」の場合やり方は2つあり1つ目はそのまま既存の石を使用して修復、2つ目は既存の石は処分して新しい石を使うパターン。
既存の石の再設置は外枠のデザインによって再設置価格が変わります。
再設置にかなりの工賃がかかる場合は新規の石を使う事が多いです。
以上の様に墓石の修繕・メンテナンスもケースバイケースなので現地でのしっかりとした打ち合わせが必要になってきます。それでは今回の工事をご紹介していきます。
お墓の解体をしました。
新規外枠の設置
墓石傾き直し・墓石クリーニング・文字彫り追加彫り・新規外柵の工事無事完了です。
7名ものご先祖様の文字を追加で彫り傾きも直った綺麗なお墓で今後とも気持ちよくお参りしていただければと思います。